アレルギー外来
食物アレルギー
定期的に食物負荷試験を行っています。
食物アレルギーの正しい診断は食物負荷試験です。
血液検査が陽性でも食べられる方もいますし、
陰性でも食べられない方もいます。
また一度、食物アレルギーの診断を受けても経過とともに改善することが知られています。
食べられるようになったかどうかを確認するのにも食物負荷試験が必要です。
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アトピー性皮膚炎
適切なスキンケアや薬物療法で多くのお子さんは軽快します。
アトピー性皮膚炎の十分な治療を行うことが食物アレルギーの診断につながります。
また、食物負荷試験を行うにあったてもアトピー性皮膚炎のコントロールが必要です。
スキンケアや軟膏処置のビデオを供覧
していただいています。
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ぜんそく
様々な検査から喘息の状態が詳細に把握できます。
喘息の診断は特有の症状が繰り返されれば診断できます。
しかし、症状が乏しい場合には呼吸機能検査(おおむね6歳以上)で診断ができることもあります。
また、呼吸機能検査では喘息のコントロールの状態をより詳しく判断できます。呼吸機能検査にはスパイログラフ・モストグラフ・呼気一酸化窒素濃度・
気道過敏性検査等があり、それぞれの特徴があり総合的に判断します。
当院では、さまざまな医療機器を使って、ぜんそくの重要度を調べます。
★当院でご用意した喘息の日記はこちらからダウンロード頂けます。
宜しければご活用下さい。
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免疫療法(スギ・ダニ)
免疫療法はアレルギーを治癒させることが可能な唯一の治療方法です。
抗原(アレルギーの原因物質)を少量ずつ体の中に取り込ませて免疫学的寛容を誘導(徐々に体を慣らしていく)していく療法です。
抗アレルギー剤などは対症療法といい症状を抑えるのみの治療のため薬を中止すると症状は再燃しますが、免疫療法では根本的治療ができる可能性があり、治療中止後も症状が抑えられます。
現在、保険適応の治療法は2種類あり、(1)舌下免疫療法 (2)皮下免疫療法です。
スギ・ダニなどの鼻炎の免疫療法
- 舌下免疫療法:お家で開始維持ができますが毎日、行なう必要があります。
- 皮下免疫療法:最初少しずつ量を増やしていきます。十分な量になったら一定量を月1回程度定期的に注射します。
(ア) 増量期には主に
- 緩徐法:週1~2回を20~24回程度注射します。
- クラスター法:週に1回、4回程度の注射を1日かけて行います。
- 急速法(超急速法):3~7日間の入院で10数回の注射を行います。
(イ) 維持療法:週1回の注射を行います。
- 経口免疫療法:食物アレルギーに対して行います。実験的治療のため場合によっては重大な結果を招く危険を伴うため安易な治療は実施可能な施設をご紹介いたします。
緊急検査
院内で出来る検査で15分から1時間程度で結果がわかります。
- 血球測定装置:白血球・赤血球などを測定し貧血や感染症の診断に使います。白血球分画(白血球の種類)はアレルギーや感染症の判断に役に立ちます。
- 生化学測定装置:肝機能・腎機能などの診断や脱水の程度等の判断ができます。緊急検査に必要な一般的な検査は院内でできます。
- 血液ガス測定装置:血液中の酸素や二酸化炭素の量を測定します。喘息などの呼吸状態や脱水の状態の重症度の判断ができます。
- 尿検査装置:尿中の白血球や赤血球の測定ができます。一般に行われる簡易検査(試験紙法など)では十分な情報が得られないことがあります。尿路感染症(膀胱炎・腎盂炎)の診断に使います。
- PCR検査:細菌やウイルスの遺伝子を増幅し検査します。一般に感染症の診断の確定に使用します。現在マイコプラズマの検査ができます。マイコプラズマは耐性菌(一部の抗生剤が効果がない)の判別ができるため適切な抗生剤の投与が可能です。(研究用として肺炎クラミジアや百日咳も可能です。)将来のコロナウイルスの対応も検討中です。
喘息の検査
喘息とは気道(気管や気管支など)のアレルギーによる炎症で、その結果として気道狭窄(狭くなる)となります。
この炎症や気道狭窄の程度は聴診所見だけでなく呼吸機能検査を行うことでより正確な判断ができます。たとえば肝炎の人の肝臓を触診(腹部を触る)だけでなく血液検査をすることで肝臓の状態がより正確に把握できます。これと同じで聴診器で聴くだけでなく呼吸機能検査をすることで喘息の状態をより正確に把握できます。
- 呼気一酸化窒素検査:吐く息の一酸化窒素を測ることで気道の炎症の程度を把握できます。
- スパイロメータ―;息を一気に吐くことで気道の狭窄の程度がわかります。
- モストグラフ:機械についているマウスピース(丸い筒)を咥えて通常の呼吸をします。気道の狭窄の程度がわかります。気道の狭窄の程度は2・3とで総合判断します
レントゲン
- 単純X-P装置:当院ではFPDという装置を使用し被ばくの低減をはかっています。従来の方法よりかなり少ない放射線量(半分程度)でより高精度な撮影ができます。肺炎・便秘の診断の時に使用します。
- デジタル透視装置:小児の消化管の造影や動きをみる必要がある時に使用します。重症便秘の時に他の便秘を起こす疾患との区別する時などにも使用します。
エコー検査
一般には肝臓・腎臓などの検査に使われますが、小児では副鼻腔炎や便秘の経過を見ることや急性虫垂炎の診断や停留精巣・陰嚢水腫・鼠径ヘルニアなどの診断にも使います。
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便秘
便秘
透視レントゲンによる精密な検査を受けられます。
以下の様な症状は便秘の可能性があります。
・排便は週2回以下
・排便や排便時の痛み・出血を伴うことが頻回(週1回以上)
・トイレに流せないような固く大きい便
・排便に10分以上かかる
このようなことが続けば(2ヶ月以上)慢性便秘の
可能性があります。ご相談ください。
重症の便秘の場合は造影検査が必要なこともあります。
★当院でご用意した便秘の日記はこちらからダウンロード頂けます。
宜しければご活用下さい。
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